「うつ病は心の風邪（感冒ともいい、西洋医学では「風邪症候群」と呼ぶこともあるようです）」などと言われていますよねが、風邪（厳密に言うと、インフルエンザとは畭なります）だってそのまま治療もせずに放置していたら、肺炎になってしまったり、悪化するのはありますよね。

うつ病は風邪（西洋医学と東洋医学では治療法が畭なりますが、安静にして寝ていた方がいいのは確かなようです）と違い、一度うつ病（マジメな人ほど罹りやすいなんてよくいわれています）になってしまうと、この病気からなかなか抜け出すことができず、長期間治療を行わなければならないのです。

しかも、治療（医学の発達と共に進化していくことが多いです）もせず、うつ病を放置したままにしておくと、自殺という最悪の道を選ぶ方も出てくるのです。

うつ病の適切な治療を行わずにいた患者さんの約１０人に１人は自殺をしてしまうという結果も出ているほどかもしれません。

では、なぜ、うつ病の方が自殺を考えるまでに至ってしまうのでしょうね？

うつ病（マジメな人ほど罹りやすいなんてよくいわれています）だとわかっていながらも、なかなか症状が良くなっていかない自己嫌悪を感じたり、体が疲れやすかったりすることで、更にうつ状態に陥ってしまうのです。

自分ではどうすることもできなくなり、不安などに押しつぶされそうになった時、その不安（人に打ち明けることで多少は楽になることもあるはずです）などをどこでどうやって解消すれば良いのか見つけ出すことができずに追い込まれて、いっそのこと楽になってしまえばいいとかんがえてしまうようです。

中には、発作的に自殺をはかってしまうような方もいらっしゃるので、このような方が身近にいる場合は入院なんかも考えなければならないのです。

いわゆるリストカットなども、自殺とまではいきませんが、自分自身を自ら傷つける自傷行為とされています。

もし、貴方の身近にうつ病（なかなか自分では自覚できないため、治療が遅れてしまうことも多々あります）で悩んでいる方がいらっしゃったとしても、けして「頑張って！」など、励ますような言葉をかけたりしないで下さいね。

あまり気を使いすぎるのも、当の本人にとっては精神的に負担を感じてしまうことがあります。

気にしつつも相手の感情（自分である程度コントロールできるようになると、人間関係が楽になるでしょう）を上手く読み取って、普通に接してあげることが一番良いのだと思います。

現代社会で生きていく中で、ストレスを感じることなく生活行っている方は少ないと思います。

殆どのひとがストレスを感じて生きているからこそ、いつ何時、自分の身にうつ病が襲い掛かってくるかもわかりません。

もし、あなたの一番身近にいる旦那さんがうつ病と診断された場合、あなたはどのように対処しますか？

やはり、一番身近にいる大切な人ですので、早く良くなって欲しいと願うのは当たり前のことですよね。

でも、「がんねって！」「早く良くなって！」などと励ましてはいけないということもよく聞きます。

励ましたりするのは逆効果になってしまうことがほとんどで、精神的に弱っている方からすれば、非難されているのと同じなんだそうです。

そんなことをいっているつもりはなくても、相手に自分は何もできない方間なんだと思わせてしまうのです。

旦那さんがうつ病だとわかったら、旦那さんの負担をへらしてあげるべく、仕事を思い切って休むことを勧めてあげて下さい。

どうしても休めないようであれば、休日はゆっくりと休む時間をとってあげて下さい。

体も心も落ち着かせる時間が何よりも必要なのです。

ゆっくりと過す時間が取れた時には、旦那さんの話を聞き上手になって、じっくりと聞いてあげて下さい。

旦那さんとの会話で、旦那さんがどれくらいの感情を持っているのか理解して、旦那さんの話に共感を示すことが大切なんです。

何か大きな決断で迷ってしまい、追い込まれてうつ病になったとしても、その時に大きな決断を迫るのは止めましょう。

精神的に追い込まれている時に決断をしても、何も良いことは生まれないでしょう。

すぐに良くなろうとするのではなく、時間をかけてのんびりと治療していけば良いという気持ちをあなたご自身が持つように心掛けて、できる限り温かく旦那さんと接してあげてくださいね。

現在のうつ病（早期治療が何よりも大切です。放置するととても危険ですし、治りづらくなってしまうでしょう）の治療は、薬物治療が基本となっていますが、うつ病に効果のある薬には一体どういったものがあるのでしょう。

うつ病の薬には、開発された年代順やその化学構造や作用によって、・三環系・四環系・選択的セロトニン再取り込み阻害薬・ＳＮＲＩ・ＮａＳＳＡ以上、５つのグループに分類（ある意味、今までの研究の成果ともいえるでしょう）されます。

最初はうつ病の薬として開発されたものが、三環系抗うつ薬と呼ばれているものです。

これは、効き目は強いのですが、副作用（効果が強けれね強いほど、ある程度の覚悟が必要となります）も同じように強いといったデメリットがありました。

次に、この副作用（全くないというわけにはいかないというのが本当のところでしょう）を軽減させる為に開発されたものが四環系抗うつ薬です。

そして、ＳＳＲＩ、ＳＮＲＩが開発され、一番新しく開発された抗うつ薬がＮａＳＳＡです。

ＮａＳＳＡでは、SSRI、ＳＮＲＩとは全く異なる新しい方法で脳内に作用する為、SSRIやＳＮＲＩが効かなかった人も試してみると良いでしょう。

うつ病の薬は、新しく開発されたものほど、治療効果が高く、副作用が少なくなります。

また、うつ病の薬を服用する上で注意して欲しいのが、薬に即効性は無いと言う事です。

服用してから十分な効果が現れるまでに、個人差はありますが１ヶ月以上は掛かると言う事を覚えておいて下さい。

また、うつ病（藤原紀香主演のドラマの題材にもされましたね）が良くなったからと言って、すぐに服用を中止してしまうと、約半数の方は再びうつ病を発症してしまうんですね。

それ程、うつ病は再発しやすい病気なのです。

うつ病（真面目で几帳面な人ほど罹病リスクが高いといわれています）が良くなったと思っても、それから半年程度は服用を続ける事をお勧めします。










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